熱帯魚とは、「屋内で飼育する観賞魚」をさす一般的な慣用語です。
熱帯魚という魚の種類はありませんし、また、すべてがアマゾンなど熱帯地域原産というわけではありません。
そして、水槽で観賞魚や水草を楽しむ趣味を「アクアリウム」と呼びます。
※もとは、オランダ発祥です。
熱帯魚の飼育に必要なもの
少しずつ揃えてもいいでしょうが、かならず必要になりますので、最初から購入・用意されたほうがよいです。
初心者の方に共通することは、
この2つだと思います。
入門魚で慣れてから、飼いたい熱帯魚を選ぶ順序もよいと思います。
カージナルテトラ
群泳させた美しさは圧巻です。
アカヒレ
とても丈夫で飼いやすいです。
ミッキーマウスプラティ
かわいい模様が女性にも好評です♪
ミナミヌマエビ
かわいい模様が女性にも好評です♪
ヤマトヌマエビ
水槽のコケを食べてくれます。
ウィローモス
エビの住み家にもなります。
アマゾンチドメグサ
水槽に浮かべておくだけです。
マリモ
とにかくカワイイ、癒されます。
水換えの目的
水換えの方法
「足す水」の手順
「出す水」の手順
水換えの目安
飼育の中でも楽しいエサあげにもポイントがあります。
回数は、1日1~2回
が目安です。
与えるエサ以外にも、魚やエビは、目にみえないバクテリアやコケ・藻などを食べています。
実は水槽の中で常に食事しているのです。
なので、必要以上にあげると「水を汚す原因」になり、逆効果になります。
かわいいので多くあげがちですが、回数や量を守ってあげてください。
※種類によるので、一概にはいえません。
ちなみに、グッピーや金魚のらんちゅうなどのブリーダーさんは、1日に10回位のエサあげを行なう事もあります。
エサが残らない量を見極めるテクニックなど、ブリーダーさんの力量が試されます。
カルキ抜き
熱帯魚に有害な、水道水のカルキ(塩素)を無害にします。
調整剤
熱帯魚や水草が住みやすい水質にします。生体の種類や目的によって、さまざまな商品があります。
水草は、植物のなかで「水中生活をするようになったもの」をさす一般的な名称です。
そのほとんどが淡水性で、海水性は多くありません。
アクアリウムの世界では、
などでカテゴリー分けされます。
飼育法や難易度も水草によってさまざまで、熱帯魚とならんで愛好者が多いです。
また、水中の緑には「癒し」の効果もあるなど、楽しみかたも様々です。
※初心者向きな水草 はこちらを参照ください。
「あれ!?何かおかしいな!」 とおもったら、それは病気の可能性があります。
早期発見での早めの治療が効果的です。
▼主な熱帯魚の病気
白点病・・【よくなる】寄生虫が原因。身体に白い点々ができる。薬浴での治療が必要。
対処薬(併用が効果的) : ニューグリーンFなど
尾ぐされ病・・【そこそこなる、重症】細菌が原因。免疫力の低下、外傷などが原因。グッピーやエンゼルフィッシュ等、尾ヒレの長い種によくみられる。 ヒレの外側が白くなり、病状が進むとヒレが溶けてなくなる。感染力が強く、病状の進行も早いので、迅速な対応が必要。
対処薬 : カンパラDなど
白カビ病・・【細菌が原因】白色の綿のような水カビが体表に付着します。他の魚と隔離し、薬浴が必要。
対処薬 : ニューグリーンFなど
コショウ病・・寄生虫が原因。体中にコショウのような小さな白点ができ、魚はかゆがって体を壁面や底にすりつける。水温を上げる、0.5%の塩水浴も効果的。
対処薬 : メチレンブルーなど
イカリ虫・・寄生虫が原因。寄生部位に約10mmの虫を肉眼で確認できる。寄生されると部分的な出血、炎症等がおこる。寄生虫の除去、薬浴が必要。
対処薬 : リフィッシュなど
ウオジラミ(チョウ)・・【金魚・鯉に多い】病気にかかると、魚は水の表面にぼんやり浮いたり、泳ぎながら体を壁面や底などにこすりつけるようにして泳ぐ。寄生虫の除去、薬浴が必要。
対処薬 : リフィッシュなど
主な水槽サイズでの飼育匹数の目安です。※小型魚(テトラ、ラスボラ等)で、水換え等、管理がしやすい程度を想定しています
▼サイズ別匹数
もちろん、上記以上の匹数でも飼育は可能です。水換え等、管理の手間は増えます。
はい。まちがいなくあった方がよいです。水槽にライト(蛍光灯)が必要な理由は以下です。
水草の光合成・・水草の光合成(育成)には 光 が必要です。光合成をすることで、水草は元気に育ちます。光がないと、枯れる原因となり、水質の悪化にもつながります。
熱帯魚の発色・・魚は光(太陽光)に照らされることで、 色上がり (発色のよい育成)がよくなります。